軽井沢今昔物語

軽井沢には昔から伝わる民話が数々あります。たまには、そんなあたたかい民話を追いながら散策してみませんか?今までとは違った軽井沢の顔が見えてきますよ。

デーランボー

昔、雲を突き、浅間山をひとまたぎするほどのデーランボーという男が住んでいました。デーランボーは毎日イノシシを手取りにすては岩をカマド代りに煮たきしていたといわれ、矢ヶ崎山の山頂近くにあるカマドに似た岩がその跡だといわれています。更に軽井沢の「お水端」として親しまれている霊場池は、デーランボーの足跡でできたとも伝えられています。

釜ケ淵

昔、河童が住んでいたという釜ヶ淵。村人が客人をもてなす食器が足りなくてこまっていると、いつも気前良く貸してくれたといいます。

でもある日、壊した食器をあやまりもせずにそのまま河童に返した人がいて以来、もう二度と貸してくれなくなったとか。

釜ヶ淵の近くには日本で三ヶ所しかないカラス明神がまつられています。この辺はサイクリングコースにも最適。

園地としても整備されています。

霊場の大くも

昔、霊場池に大くもが住んでいました。
ある日旅人が池の端で寝ていると、美女が出てきて糸をかけていました。旅人がひそかに柳の木に糸をかけると、やがて柳の木は糸で真っ白になり、根から抜けて池の中に入っていってしまいました。
それ以来、池の中には柳の枯木があるということです。

龍返しの滝

昔、霊場池に大くもが住んでいました。
ある日旅人が池の端で寝ていると、美女が出てきて糸をかけていました。旅人がひそかに柳の木に糸をかけると、やがて柳の木は糸で真っ白になり、根から抜けて池の中に入っていってしまいました。
それ以来、池の中には柳の枯木があるということです。